ブログを書くにあたってどんな文章が目を引くか、どんな文章が相手に伝えられるかを勉強したくていくつか本を買いました。
その中で今回私が読んだ本、佐々木圭一さんの「伝え方が9割」について内容をまとめてみたいと思います。
本書では伝え方は技術であり身に着けることが可能だと述べられています。
そして、心を動かす言葉には決まったレシピがあり、そのレシピ通りに作れば誰にでも作れるとも述べられています。
本書で紹介している伝え方の技術はいくつかありましたが、今回はその中で僕がこれ良い!と思ったものを4つ紹介したいと思います。
「NO」を「YES」に変える伝え方
本書では思ったことを口に出すのはやめ相手の気持ち相手の立場に立ってどうしたら動きたくなるかを考えることが大切だと述べられています。
・自分の頭の中をいきなりを口にしない
・相手の立場に立つ
・どんなメリット(デメリット)があったら行動したくなる?
それを踏まえて2つの方法を紹介します。
嫌いなこと回避
相手に行動をとって欲しいと思うなら行動をとらないと嫌なことが起きると想像させるよう伝え方を変えます。
例えば、ママ友集団に対して駆け回る子供を席につかせたい
そんな時は
「子供たちを席につかせて下さい」
ではなく
「熱々の料理を運んでおります、ぶつかってこぼすとお子様に大変なやけどをせさせてしまいます。席に戻るようお伝えいただけませんか?」
といい方を変えます。
ママたちの頭の中では子供が危険な目に合うのは嫌という考えに至り子供たちを席につかせるよう伝えるのです。
認められたい欲
人はだれしも認められたい欲を持っているものです。
その部分にこちらから期待をかけて行動してもらうという方法です。
例えば、交差点で手を繋ぐのを嫌がる子には
「危ないから、手をつないで」
ではなく
「私一人だと不安だから、手をつないで渡ってくれない?」
といい方を変えます。
頼られた子供は「しゃーねーな」と期待に応えるべく手をつなぐ行動に出るのです。
「強いコトバ」を作る
現代でも過去でも何かを成し遂げてきた人は必ず「強いコトバ」を持っています。
目を引くコトバ、インパクトのあるコトバを作るのにはレシピのような一定の法則があり、それにならって作れば誰にでも簡単作ることができると述べられています。
赤裸々法
これは体験した際の実際の体の反応を正直に文章に組み込むという方法です。
例えば、
「こんなに痺れたゲームはないよ。嬉しいねぇ。涙が出ちゃうよ。」
これは日本シリーズ 楽天VS巨人で劇的勝利をおさめた星野監督のインタビューの内容です。
他にも
「痛みに耐えてよく頑張った。感動した!」
これは小泉純一郎元総理がケガをおして優勝した貴乃花に贈った言葉です。
レシピはその体験をした時の体の状態を付け加える
口は?→口があきっぱなし
肌は?→鳥肌が立つ
目は?→思わずみはる
こんな風に体の状態を付け加えるだけで言葉にいきいきとした感情を乗せるができますね。
合体法
既存の言葉と言葉をくっつけてインパクトのある言葉を生み出す方法です。
例えば、
妖怪 + 腕時計 = 「妖怪ウォッチ」
子供 + 店長 = 「こども店長」
確かに耳に残るインパクトのある言葉が出来上がっています。
レシピは3ステップ
①軸となる言葉を選ぶ
②別軸となる言葉を選び言いかえをたくさん出す
③組み合わせて良さげなものを探す
試しに1つ作ってみましょう
「美しい筋肉」これを合体法で言い換えます。
①軸となる言葉は「筋肉」とします
②別軸「美しい」を別の形で言い換える「ビューティフル」「幾何学」「サンセット」
③組み合わせる 「ビューティフル筋肉」「幾何学筋肉」「サンセット筋肉」
この中では「サンセット筋肉」がいいような気がします。(「筋肉サンセット」でも良さそう)
意味不明な気もしますが何となく伝わればとしましょう。
要はインパクトの問題なのです。
連想ゲームのようで作っていて楽しくもありますね。
まとめ
「NO」を「YES」に変える伝え方
・嫌なことが起こらないように行動を促す嫌なこと回避
・期待に応えたくなるよう行動してもらう認められたい欲
「強いコトバ」を作る
・体の状態をありのまま伝える赤裸裸法
・2つの言葉から新たな言葉を作り出す合体法
本書では伝え方の技術を身に着け繰り返し使うことで自身に馴染んで自然に使えるようになると述べられています。
考え方はとても単純で今すぐに使ってみたい、考えてみたくなりませんか?
ちょっと前に流行ったパワーワードなんかもこんな感じで作っていけそうではないかと思っています。
足が疼く!誰かのもと駆けて行って今すぐ使いたい「伝え方の技術」!
「伝え方の技術」は僕たちの人生を高みを導いてくれる「青空船長」なのだ!
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