今回はトマ・ピケティー原作の映画21世紀の資本について感想を書いていきたいと思います。
僕は21世紀の資本の原作の本は読んでおらず映画のみの感想となります。
・格差の拡大→戦争、革命→新たな格差→格差の拡大・・・
この映画では格差と争いは下のように繰り返されていると語っています。
1. 国内での貧富の差が増すと富める人はより富むようになる。
2. 少数の富める人は多数の貧しい人に目もくれず富、権力(政治力)を集める。
3. 格差が拡大し多数の貧しい人は不満を募らせ体制の変更(革命)を起こす。
4. 革命により富める人は倒され、新たな体制の中で一次的に平等が訪れる。
5. 新たな体制の中でも徐々に格差ができ、その差が次第に大きくなる。
以降は繰り返しだそうです。
これは国内の事情だけだ無く国どうしでも同じだそうで。
経済的に困窮した国が富みなどを求めて戦争が起きる。
歴史の授業でも確かにそんなことを学んだと思います。
そう考えると世界で格差が進んでいることも敵国として経済的に締め上げることも戦争や革命に発展してしまうのではと考えてしまいます。
(目に見えてわかりやすい形の戦争ではないかもしれませんが)
・世界の国は栄枯盛衰を繰り返す
過去にローマ帝国やモンゴル帝国、大英帝国などが栄えていましたが数百年程で衰退してしまいました。
それは今の世の中も同様で、栄枯盛衰を繰り返している最中なのだということです。
世界一の大国アメリカですがそれが今後も続くかわからない。
将来的にアメリカはGDPで中国、インドに抜かれてしまう。
などよく耳にします。
生まれた時から世界一のアメリカほかの国とが入れ替わるなんて想像できません。
ですが歴史を見るとどんな大国も栄枯盛衰を繰り返しているんですね。
まとめ
映画を見てどちらかというと個人の将来の話より歴史の流れから見た富の移り変わりの方に興味を持ってしまいました。
日本にいると安全と経済的な最低限の保証があり、自分の将来が立ち行かなくなるというイメージが湧きにくいからなのかもしれません。
では、この大きな流れの中で僕は何ができるのかというと常に世の中は変わっていくのだから過去のイメージや偏見に左右されずに新しい情報で自分を更新していかなければならないと思いましいた。
変わっていく世の中についていくにはまずそれかなと。
映画を見ての個人的に感じた部分ですので勘違いしている箇所等ありましたらご指摘お願い致します。
ありがとうございました。
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