おはようございます!だろうです!
みなさん突然ですがリスク許容度」という言葉をご存じでしょうか?
投資の勉強をしている人はもちろん特に勉強をしていない人でも聞いたかとがある言葉なのではないでしょうか?
今回は投資を始めたばかりの方、「リスク許容度とは何ぞや?」という方に向けて「リスク許容度」の解説となぜ必要なのかを解説していきたいと思います。
結論
・「どこまでの暴落だったら耐えられるか?」というのが「リスク許容度」
・「リスク許容度」年齢、性格、自身の資産状況、賃金状況などで決定
・自身の「リスク許容度」を理解することで予期せぬ行動を防ぐ
自身が保有する資産が上下した際に焦らず、軸をぶらさないためにも「リスク許容度」大切になります。
僕の実体験も含めて具体的に解説をしていきたいと思います。
リスク許容度とは
みずほ証券のホームページには下記のようにあります。
リスクとは収益(リターン)の振れ幅のことですが、収益(リターン)がマイナスに振れてしまった場合、どれくらいまでならマイナスになっても受け入れることができるか、という度合いのことを「リスク許容度」といいます。
みずほ証券株式会社
株や債券などの金融資産は価格が変動するものです。
特に株は価格の上下が激しく、よくニュースでも
「不祥事で〇〇株が暴落」
「業績上方修正で××株が高騰」
など見かけたりします。
そんな上下する金融商品を自身が持っていたとして「どこまでの暴落だったら耐えられるか?」というのが「リスク許容度」になります。
なぜ「リスク許容度」を知ることが大切?
ではなぜ自信の「リスク許容度」を知る必要があるのでしょうか?
それは予期せぬ行動を取らないようにするためです。
例えば
・長期投資のつもりが暴落を目の当たりにしてので怖くて売ってしまった。
・下落相場で自分の資産がどん減っていき耐えられず売ってしまう。
上記の例ようにリスク許容度を無視した投資を行った結果、不測の事態が起きると焦ったり、日和ったりして当初の予定と違う行動をとってしまうことになりかねません。
自身のリスク許容度を理解し、その範囲内で投資をすればこういった行動に陥らずに済みます。
また「リスク許容度」とは「どこまでの暴落だったら耐えられるか?」と先ほど解説したかと思います。
「耐えられる」というとギリギリ持ちこたえるみたいに聞こえるかもしれません。
ですが僕個人の意見としては「平常心でいられる」ことが「耐えられる」のラインだと考えています。
・値動きが激しく、仕事中に株価が気になりチェックしてしまう。
・相場の下落が気になって寝つきが悪い。
ちょっとしたことに感じるかもしれませんが、これは十分「リスク許容度」を超えて予期せぬ行動を取ってしまっている状況だと思います。
ちなみに僕もリスク許容度について苦い体験をしたことがあります。
2017年頃に数万円で当時話題のビットコインを購入しました。
しかしその値動きの激しさに価格が気になってしょうがなく、仕事中も常にチェックをしていました。
数日間の話でしたが、「数万円でこんだけしんどいのか…」とリスク許容度の重要性を身に染みて理解しました。
予想以上の上昇も「リスク」
「リスク許容度」と聞くと金融商品の価格の下落にだけ目が行きがちですが、上昇に対しても注意が必要です。
そもそも「リスク」とは金融商品などの値動きの幅、「どれだけ上下するか」のことを指します。
なので上昇も下落もどちらの意味としても当てはまります。
金融の世界ではリスクとリターンは表裏一体ですので、予想以上の上昇があったということは同様に予想以上の下落もあり得るということです。
購入した金融商品が急激な上昇をした際に嬉しくなるのはわかりますが
「もしこの値動きが下落だったとしたら、本当に「リスク許容度」の範囲だったか?」
と頭を冷やして考えてみるのも大切だと思います。
「リスク許容度」どう決まる?
リスク許容度は一般的に下記の項目で決まります。
・年齢 (若い程リスク許容度が高い)
・性格 (ある程度の損失、価格の下落に耐えられるか)
・投資経験 (投資経験が多い程リスク許容度が高い)
・家族構成 (養う家族が少ない程リスク許容度が高い)
・収入の安定具合 (収入が安定している程リスク許容度が高い)
・家計 (家計が安定している程リスク許容度が高い)
このように様々に項目で決まります。
「リスク許容度」が違えば投資先の候補にも違いが出てきます。
「リスク許容度」とネットで検索すると大手のサイトで自分のリスク許容度を診断してくれるものも出てきます。
そちらを使って自分のリスク許容度を大まかに確認してみることをお勧めします。
相場に揉まれて実際に「リスク許容度」を推し量るのも有効
また自身のリスク許容度を確認する方法として「小額で実際にやってみる」というのも大切だと思います。
株などの価格が上下する資産に小額で投資をし、自分の資産が上下する感覚を体感してみると見えてくるものもあると思います。
「自分は一時的な損に強いと思っていたけど、いざ損失が出たら焦ってしまった。」
「自分は小心な方だと思っていたが、わりと価格が上下しても平静でいられた。」
こんな感じで「リスク許容度」も対する自身の感覚をある程度理解できてから本格的に投資のを行っていく方が良いと思います。
少しでも投資の経験をしている分リスクに対する耐性もつきます。
僕も投資を始めるまでは貯金のみの生活でしたので、自分の知らないところで自分のお金が増減していることに不安感を覚えました。
まとめ
・「リスク許容度」とは
自身の持つ資産が減少した時にどこまでの減少だったら耐えられるかというのが「リスク許容度」。
・なぜ「リスク許容度」を知ることが大切?
「暴落が怖くて売ってしまった。」等の予期せぬ行動を取らないようにするため。
・予想以上の上昇も「リスク」
リスクとリターンは表裏一体、予想以上の上昇があったということは同様に予想以上の下落もあり得る。
・「リスク許容度」どう決まる?
一般的に年齢、性格、投資経験、家族構成、収入の安定具合、家計などで決まる。
・相場に揉まれて実際に「リスク許容度」を推し量るのも有効
小額で株などの価格が上下する資産を実際に持ち自身の「リスク許容度」を実感することも大切。
以前に投資の目的が具体的ば手段も具体的になるという内容を記事にしました。
今回はそれに連動するところがあります。
せっかく手段を具体的にしたのに「リスク許容度」を超えた投資をしてしまうと、その手段通り自分が動けない可能性も出てきてしまいます。
みなさんが自身のリスク許容度を知って、相場に振り回されずに投資に臨める助けになればと思います。
ありがとうございました。
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